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- 2019.07.08 Monday
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少し前に、お子さんの帰国後の英語保持についての記事を書きました。
記事→http://okinakiny2.jugem.jp/?eid=200
今回は、日本からほぼ英語ゼロでアメリカに来たお子さんが英語を習得するには?をテーマに書いてみます。
先日、ニューヨークにいらしてまだ一年に満たないというあるお母さんから、
「どのぐらい経てば子供達は英語が話せる/理解できる/大丈夫になるんでしょう?」という質問を受けました。
私は日本とアメリカを行ったり来たりしながら子育てしてきた経験者ですし、英語の家庭教師や英会話講師など英語を仕事としてきた経歴から、私なりのアドバイスをさせていただきました。
まず、「住んでいればいつかは英語が自然に上達する」
という考えを捨てましょう。
厳しい様ですが、本当のことです。
幼稚園や小学校低学年のお子さんであれば、住んでいるだけで英語が自然に身に付くということもあるかと思います。
この年齢は、母語の日本語だって日常的に触れることでどんどん吸収して発展していく時期だからです。
でも、小学校高学年やまして中学生ぐらいになっていたら
「住んでいるだけで=日常的に触れているだけで英語が上達する」なんてことはありません。
もちろん<全く英語が話せず理解できず>というレベルからすれば、毎日触れていることで多少は身につく&上達する部分もあるでしょう。でも、アメリカの現地校に通うお子さんたちにとってそのレベルの英語で十分なはずがありません。
教室で話されていること、友達との会話、宿題など、その学年レベルに応じた英語能力が無いと大変辛い思いもするかと思います。
では、どの様にして英語を上達させて行けばいいのか?
やはり、毎日の積み重ねが大切です。(何事も努力無くしては‥ ですね。)
現地校から家に帰った後、日本語のマンガを読み、日本のテレビ番組をインターネットやケーブルテレビで観て、日本のことばかり話題にしていませんか?
宿題は「なんとなくわかる」単語から適当に推測して、「なんとなく」仕上げていませんか?
Google翻訳などを使ってわかったつもりになっていませんか?
(*インターネット翻訳の利用は、全くおすすめできません。単語の訳をつなぎ合わせているだけの翻訳であることが多いので、文章として意味の通らない不自然なものになっていることが良くあります。また、これを使うことが英語上達の助けにはなりません。)
では具体的に何をすればいいのか?
→→→ 身近な題材に丁寧に取り組むことをおすすめします。お子さんの場合は、ずばり「学校の宿題」です。
宿題をもらったら、まずは何が書かれているのか 問題文を一つひとつ丁寧に読みましょう。
わからない単語があれば、辞書を使って調べます。
一つの単語に複数の意味があることも多いので、辞書の項目は一番上にあるものだけでなく、下の方までしっかりと目を通しましょう。熟語になっている場合は、独特の意味を持つこともありますので見落とさない様に。具体例をあげてみます。
例:nail
名詞では
1)くぎ, びょう
2) (手足の)爪 (!手の爪はfingernail, 足の爪はtoenail)
ですが、熟語として
a nàil in [into] A's cóffin [the cóffin of A] A〈事・人〉に破滅[終焉(しゅうえん), 失敗]をもたらすもの
(as) hàrd [tòugh] as náils 〈人が〉恐れを知らない, 冷酷な. 〈体が〉たくましい, 強靱(きょうじん)な.
hìt the nàil (rìght) on the héad ⦅主に話⦆ 的を射た発言をする, 核心をつく
on the náil ⦅英・ややくだけて⦆ 即座に〈支払う〉; 即金で. ⦅米・くだけて⦆ うまく言い当てて, 図星で.
なんて意味があります。
動詞として使う場合も、1)釘で打ち付ける 2)犯人などを捕まえる、逮捕する 3)スポーツなどで競技を完璧に行う 4)嘘や噂を事実で無いと証明する
など、一つの単語でも言葉のもつ意味が様々に異なっています。
良い辞書には例文もたくさん載っていますし、例えば<鳥獣のつめはclaw, talon >など日本語では同じ「つめ」でも英語では違う単語を使うということを教えてくれたりもします。文法上のポイントが記載されているものも役立ちます。
ぜひ、辞書を活用してください。
紙の辞書が嫌なら電子辞書でも構いません。きちんとした良い辞書を活用することで、英語の単語一つの幅がぐんと広がります。「なんとなくわかった」は語学上達の上ではもっとも避けたいことです。
また、アメリカ生活が長くなってくると、日本語の語彙が不足してくるということもあり得ます。辞書を引くことで、英語の単語の意味を理解すると同時に日本語の語彙をリフレッシュできるという利点もあると思います。
そうやって辞書を使い、必要があれば文法の解釈にも踏み込んでしっかりと書かれていることを理解するのがまず第一。本を読んでくるという宿題であれば、本の余白や専用のノートに調べた単語を書きこむなどして丁寧に読んでいきます。
日本の中学校で習った基本の英文法の力があれば、しっかりと意味も理解できるし文章もかけるので、保護者の方もここはぜひ一緒に取り組んであげてください。
宿題というものは、毎日少しずつ与えられる課題なので それを丁寧にこなしていくことで積み重ねとなり確実に力が付いてきます。逆に、毎日適当になんとなく〜で済ませてしまうと、上達も期待できません。
それから、
生活の中でも英語という語学だけでなく、アメリカならアメリカの文化や時事に関心を寄せるということも大切です。
最新のニュースなどをチェックしていれば、それが話題になった時に「ああ、あのことを話しているんだなぁ」と推測することができます。逆に全く触れていないと、英語として理解したとしてもなぜそれが今ここで話されているのか?話題にも議論にもついていくことができません。
以上のことは、アメリカでの生活を送る上でも大切なことですが、実は日本に帰国した後にも大きな意味を持つことになります。
帰国生の中には、「英語はペラペラに喋れるのに学校の英語の成績はさっぱり」ということがよくあります。(帰国生クラスなどではなく一般学級の場合)
日本の英語教育ではまだまだ(残念なことに)一語一句に注目する<和文英訳><英文和訳><穴埋め>などの問題で生徒の英語の力を測るということが行われています。これが本来の英語力とは結びつかない部分があるというのはご承知の通りですが、それでも、お子さんがいずれこの環境に戻っていくということがわかっているのならば、やはりそれに対応できる素地も作っておかなくてはいけません。
ひとつひとつの単語をみて、<名詞/動詞><熟語><活用形>などの概念を持って英語に取り組むということもそのための積み重ねにもなるでしょう。
また、日本の学校は帰国生に対し「海外生活を経験した子供ならではの独自の視点/考え方/斬新な発想」などを期待する風潮があります。帰国生中学/高校受験などでも、面談やエッセイなどで求められるのはこういった帰国生像。海外に生活していながら日本の文化から離れられず、現地の文化や時事に関心を持たないで過ごしてしまうと「帰国生としての価値がない」とまで見られてしまうかもしれません。
なんとなく英語ができる日本人、でも日本の子供に比べると日本の知識/勉強に関しては遅れがある ーーー これでは、せっかく与えられた海外生活の機会がマイナスに作用してしまいます。ぜひ、毎日の生活の中で 英語に対して、また現地の文化や時事に対して積極的に関心を持って取り組んで 海外生活を自分が大きく成長する機会として欲しいです。
ずっと海外に住んでいても、語学が全く上達しない人もたくさんいます。わずかな期間で飛躍的に語学力が伸びる人もいます。一方で、日本に暮らして日本の英語教育の中でも英語力をしっかりと身につけて海外で&ビジネスで活躍する人もいます。
「住んでいれば英語は上達する」というのはまやかしです。自分次第で、如何様にもなる。
ちなみに、これは子供達だけでなく 大人にも同じことが言えます。
私も大人になってから英語力がアップしました。英語のニュースを見て英語の本を読み、英語の文章を書くように心がけ、英語の検定試験などにもチャレンジして。でも勉強ばかりしていたわけでは全くありません。アメリカの文化や時事にも関心を向けると、英語自体もよりよく理解できるようになりました。昔は英語のコメディで笑えないのは語学力が不足しているせいだと思っていたのですが、実は単に話題になっていることについての知識がなかったからだと気づいたこともあります。
大好きなベーキングの情報も英語を活用してより豊富に収集することができますし、ハリウッド映画も原作の英語のまま見ることができればより深く楽しめます。ぜひ、ご自分の世界を広げるために語学力アップを前向きな目標として楽しみながら取り組んでいただけたらと思います。
こちらの記事もご参考に
(イラストはGoogle Imageの無料素材および わたなべふみさん作成の無料素材より拝借)
明けましておめでとうございます。2019年が皆様にとりまして素晴らしい年となります様に。
年末年始にかけて娘(大学1年生)の中学高時代の同級生二人が我が家に訪問滞在していました。
Hさんは京都の大学1年生。一人暮らしで自炊も頑張っています。
Aさんはイリノイ州の大学に進学。9月から単身アメリカでの寮生活です。
娘も含め三人とも小学校までは海外で暮らしたことがある帰国子女たち。
それぞれ帰国子女中学受験を経て同じ中高一貫の女子校に進学しました。自慢の英語力で受験には成功したものの、関東でも上位校のお勉強にはついていくのになかなか苦労したのも共通の経験です。
Hさんは高校から京都の学校に転校、うちの娘も渡米に伴いアメリカの公立高校に転校し仲良し三人組もここで離れ離れになってしまいました。でもずっと友情は続いていて、2017年夏に一時帰国した時も、2018年に娘が一人で日本に短期間帰国した時も会っていました。
今回はScarsdaleの我が家と、娘の住むマンハッタンの学生寮にも滞在しての約1週間の日程。
賑やかに楽しく、娘にとってはこの上なく幸せなそして元気付けられる時間だったことと思います。
そんなメンバーでのにぎやかな年越し!ということで、
年越し蕎麦には天ぷらを作りました。海老もたくさん揚げたと思ったけれどぜ〜んぶペロリとたいらげて。
御節は 黒豆、きんとん、紅白なます、八幡巻、鯛の塩焼き、煮物だけは手作りしたけどあとは
日本食材店や韓国系スーパーマーケットで購入したものを詰めて。蒲鉾を切るのはお嬢さん達が手伝ってくれました。
紅白歌合戦も無し、除夜の鐘も初詣も晴れ着も書き初めも無し、のニューヨークのお正月なので せめて御節ぐらいはと頑張って作りました。美味しいと食べてくれる人達がたくさんだと作ったかいがありますね。
HさんもAさんも二人ともお水をたくさん飲むのでびっくりしました。
私は元来あまり食事の時もお水を飲まないのですが、ふたりに影響されて、これをきっかけに今後は意識してお水を飲む様にしようと思いました。
2019年の目標は。。。
*健康に家族仲良く
*ベーキング教室を充実させる
*「きちんと」をテーマに生活する
‥‥ そしてもちろん毎年のお約束になってしまった 「今年こそダイエット」ですね〜。
先日、クリスマスリースを二つ作ったと記事に書きましたが その後ギフトでとても大きく立派なクリスマスリースをいただきました。モミの香りも良いのでこれはダイニングルームの良く見える場所に飾ることにします。
ちょうど買い物に行ったドラッグストアで早くもクリスマス用品をセール販売していたので、大きなオーナメントのセットを割引で購入。早速飾ってみました。
白と金銀にグリーンのリボン、なかなか素敵なコーディネートになりました。
アメリカは不思議なもので、まだそのイベントの日が来てもいないのに関連グッズが値引き販売され始めます。クリスマスはまだ数週間も先だという時に、すでに「クリスマス用品全品40%オフ!」なんてセールを良く見かけます。
だからついつい買ってしまう、という心理的効果を狙っているのか??
逆に言えばボヤボヤしていると、目的のものを買い逃すこともあるという事。
ハロウィンの前、10月の下旬にハロウィングッズを買いに行ったら「もう先週にセールでほとんど売り切っちゃったわ」と言われ、すでにThanksgivingの商品がずらりと並んだ(そしてクリスマスとハヌカのものも多少有り)店内を後にしたことも。
クリスマスもNew Yearも終わったら1月のうちからバレンタインのグッズ、そして3月のSt. Patrick's Dayのグッズ、果てはイースターの物が店頭に並ぶのもそう遠くはないですね。(その後はGraduation, Fourth of July, Back to School,そしてまた秋のイベントと一年が回っていきます。)
12月になりましたので、クリスマスリースを手作りしました。
日本にいるときに、フローリストの友人に作り方を教えていただいて、毎年ママ友達で集まっておしゃべりしながら作るのが年末の恒例行事になっていました。
その時は材料の手配も、飾り付けのデザインも小物も全て彼女が調達してくれて&考えてくれていたので頼りきりだったのですが、アメリカに来てからは自分で何もかも揃えることになり最初はワイヤーを買うのにもどこでどんなものを買ったらいいのか皆目わからず、苦労しました。
リボンを形にするのも、さて、どうやるんだったっけ??
何年も連続して毎年教わって作っていたのに、ダメですね〜。自分でやるとなると大変だなぁと実感。
でも2015年から自分で作るようになって、ようやく慣れてきました。基礎を教わっておいて良かった!友人に感謝です。
今回もモミの枝は、Stew Leonard's と言うファーム系のスーパーマーケットで入手。
今年もクリスマスツリーを大量に置いた販売エリアができていました。いつもはここで束になって売っている切り落としの枝を購入するのですが、どうもその切り落とし枝の束が見当たりません。
売り場のおじさんに聞いてみたところ、「あー、それなら奥の方にあるよ!ついてきて!」と言うので、ツリーを購入する人混みをかき分けて売り場の一番奥へ。
そこでは購入が決まったツリーの形を整えて梱包するために余計な枝をはらう作業が行われていて、その切り落とした枝が一角に山と積まれていました。「これが欲しいんだけど?」と作業中のお姉さんに聞いたら、「はいどうぞどうぞ」と言うことで、タダで持って行っていいよと言ってくれました。ラッキ〜♬
そこで山の中から良さそうな枝をたくさん選び出し、そこらへんに落ちてた紐でぐるぐるっと結わいて持ち帰り。
大収穫です。
とても良い香りがします。しかも切り落としたばかりなのでとてもフレッシュ。
この枝の束から、ボリュームもたっぷりの大きなリースが二つもできました。
玄関のドアに飾るものは、今年は金銀で大人っぽく。でもドアが白なので、赤いリボンをアクセントに。これにライトもつけましたので、華やかになりました。
室内に飾るリースは、ナチュラルな雰囲気の素材を使ってみました。
くるみにhot glue gunでワイヤーをつけて飾りの一部に。丸ごとのくるみも、近所のスーパーマーケットで簡単に手に入ります。
もう一つ、生木ではなく人造のリースですがこちらも飾ってみました。
室内は暖房が効いているので生木のリースだと長く持たないということもあり、飾る場所によってはこういう人造物もアリかなと思います。
(本当は特に最近は造花にはあまり興味がなくなり好きでもなくなりました。お庭のある一軒家に住んだからでしょうか?小さな野花を飾る方がゴージャスな造花を飾るよりもホッとします。とても素敵なアートフラワーを見るといいな、と思うのですが だからと言ってそれを買って一年中家に同じお花を飾っているというのもなんだかつまらないと感じてしまうのです。)
こちらのリースは赤と緑で。
リースもツリーも、飾っているとモミのとても良い香りがします。
この香りをかぎたくて、買う予定もないのにツリーの売り場にふらふらと行ってしまうことも。
12月の華やかなホリデイシーズンを私なりのやり方で楽しみたいと思います。
明日はジンジャーブレッドハウスを作ろうかしら??
先日、駐在員の奥様達何人かで集まっておしゃべり☕️する機会がありました。
海外駐在体験は初めての方もあれば海外を転々と何カ国も経験された方もあり。ニューヨークに住み始めて数ヶ月の方も、数年の方も。お子さん達の年齢、学年、英語力なども皆様々です。
私はすでに3回目のアメリカ生活ですし、子供達も日本とアメリカを行ったり来たりしているので、こういう場では皆様の参考になればと自分の経験をお話しすることも多くなってきました。いわゆる「ベテラン」の域に達している??
帰国子女中学受験も娘の時と息子の時とで2回も経験していますので、実体験からお話することはこれから受験を控えた年齢のお子さん達のママ達には具体的で役に立つことも多い様です。
そんな中で、幼いお子さんや学齢の浅いお子さんのお母さん達がお話されていたことが気になりました。
「帰国後 上の子は受験勉強だけど、下はまだ小さいから英語の勉強はないし、でも馴染んだ英語が残ってくれればいいなぁ〜」
その気持ちわかります。小さいお子さんは吸収が早いので、どんどん英語を聞いて話して使える様になっていきます。
日本に帰ってから、英語を「勉強」する年齢になるまで「忘れないでいてくれれば、残っていてくれれば」と期待してしまいます。
‥‥ でも、期待通り英語を忘れずにいてくれるのでしょうか? 英語の習い事に通えば大丈夫?
答えは NO です。
覚えるのも早ければ、忘れるのもあっという間です。帰国してほぼ日本語のみの環境になると、あんなにペラペラ喋っていた英語はどこに??となるのも時間の問題。
もちろん良い発音やリスニング能力はある程度残るかもしれないけれど、せっかく数年間アメリカで英語に触れて暮らしてきたのにそれだけではあまりにも勿体無い。
少し話題はそれますが、英会話の講師をしていた時によく「英語が上達するにはどうしたらいいでしょう?」という質問を受けました。そんな時は逆にこちらから「上達するために普段何をされていますか?」とお聞きしていました。
よくある答えが、週1回の英会話スクールに参加、毎週テレビの英語の番組をみる、英語のCDを流して聞いている など。
→→ 語学の習得を <ピアノが弾けるようになるには> と置き換えてみると、自ずと答えが出てきます。
「ピアノを上手に弾けるようになるにはどうしたらいいでしょうか?」
「上達するために普段何をされていますか?」
「週1回レッスンを受けています。(レッスンの時間以外はあまりピアノに触れていない)ピアノのコンサートをよく聴きに行きます。いつもピアノ演奏のCDをかけています。」
‥‥ これだけでは上達するわけがないというのは、明らかです。
毎日ピアノを触って練習して、間違えたところや悪いクセを直して、反復練習。他にもテクニック、楽譜の読み方、表現力など様々な要素を複合的に地道に学ばずして上達はあり得ません。週1回数時間のレッスンはその地道な学習の成果を確かめてさらに新しい課題を見つけるためのものだと考えるべきでしょう。
語学の学習も同じことです。週1回数時間のレッスンで語学力が向上すると思ってはいけません。
何年アメリカに住んでいても、全く英語力が上がらない方もあれば、日本にいてもビジネスレベルの英語を独学で身につける方もいらっしゃいます。
実践的な学習を毎日コツコツと積み重ねなければ、上達はあり得ません。それがテキストブックを使った学習なのか、スカイプでの会話練習なのか、CDを聞いて復唱するのか その方法はそれぞれの方に合ったもので、苦手分野を克服したり得意分野を伸ばしたり目的によっても違ってきますので「これ」と言った正解はないのです。でも確実に言えることは、「近道はない」ということ。
ピアノも英語も。
子供の場合にもこれは当てはまります。英語をピアノに置き換えて考えてみましょう。
毎日ピアノに自由に触ってよい&周りの人達がいつもピアノを弾いている環境に数年間いてピアノに興味も持ちいつの間にか基礎的な曲も弾けるようになったけれど、
その後ピアノから切り離された環境に戻った時に「忘れないでいてくれれば、残ってくれれば」と望んでも無理な話。
覚えた事が初歩的なことであればある程、忘れるのもすぐです。
忘れないどころか、せっかく基礎が身についたのですから、さらにそれを今後のために伸ばしてあげて欲しいと思います。英語も同じこと。伸ばすためには 英語に触れる環境を整えてあげること、毎日の生活に英語を取り入れることをお勧めします。
週一回数時間の英語スクールに通っても、毎日の練習がなければピアノ同様上達/習得は期待できません。
むしろ毎日の生活の中で、英語を生活の一部としていく事ができれば効果的です。
私が実際に行って役にたったと思える事柄をいくつかあげておきますので、よかったら参考にしてみてください。
もちろんこれ以外にも個々人に合った方法があると思います。大人の方にも、子供達にもヒントになれば幸いです。
*英語のニュースを毎日見る。NHKでも英語のニュースを副音声設定にすることや、BSおよびNHKワールドのウェブサイトで見る事ができます。海外のニュースチャンネルNBC, CNN, BBCなどもアプリやウェブサイトから動画を見ることもできるでしょう。
*映画を見るときは英語音声、英語字幕で見る。英語のドラマを見る時も同様。くり返し見るのも良い。
*英語の本が常に手に取れる状況を作る。図書館で絵本を借りてもいいし、ブックオフなどでも洋書のコーナーも活用する。うちではアマゾン海外版でまとめて購入していました。
*テレビゲームでプレイするときも英語設定。パソコン、携帯電話も英語設定にしておく。もちろん日本語の表示や入力には問題ありません。
*英語の日記を書く。短くてもいいので、少しでも英語の文章を書く。ブログでもいい。子供との交換日記でも、手紙でもいい。「これはどう言えばいいんだろう?」という疑問を持つ事が大切。
*日常で目にする英語に意識を向ける。「フィロソフィー」ってどういう意味?「ティラミス」って英語?
*英語の検定試験を目標にして勉強する。英検、TOEFL、TOEICなど。
*興味のある分野、趣味の分野の情報収集の際には英語の資料やウェブサイトも使ってみる。(私の場合はもちろんベーキング)
日常に取り入れることで、自然と英語が生活の一部になってくると思います。
「忘れないでいてくれれば、残っていてくれれば」と期待するだけではなく、積極的な意識を持って せっかくできた英語の芽を枯らすことなく大切にそして確実に成長させてあげる事が大切だと思います。