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    State Test

    • 2016.04.09 Saturday
    • 00:53
    毎年今の時期になると、鉛筆2州の統一学力テストが3〜8年生(日本の小学校の大体3〜中学2年生に相当)を対象に行われます。
    the 2016 Grades 3-8 Common Core English Language Arts and Mathematics Tests鉛筆2

    111111111.jpg
    英語の試験(ELA)算数/数学の試験 学年によってはサイエンス(科学)の試験もあります。

     テストを運営しているのは New York State Education Department (NYSED) ニューヨーク州教育庁です。
    この統一テストには過去数年間 いろいろな問題点が指摘されていて、今回のテストはテスト問題を管轄する会社も従来のものから変更して、Questar Assessment, Inc.というところが今後も請け負うことになりました。

    NYSEDの情報サイトによると、今年度のテスト鉛筆は生徒や保護者や教育者たちの過去のフィードバックを聞いて様々な改良を加えたとあるのですが、それでも今年も子供にこのテストを受けさせない権利を選択する opt out 家庭が大変多かったと聞きます。
    他の州でも州統一テストは行われていますが、ニューヨーク州はこの「受けない」比率が飛び抜けて高く、昨年度は20%にも登ったとか。学校や地域によっては7、8割もの子供たち(の家庭)がテストを受けないことを選択し、今年も同様かそれ以上の傾向が見られるようです。

    「受けない」ことを選択する理由は様々あります。
    子供の学力を画一的な「テスト」というもので数値化することに反対だから。
    テスト問題自体に 不備、偏り、不適切な問題があるから。
    テスト問題制作会社の利益のために、学校教育の大切な時間が使われてしまうから。

    それから、このテストの結果がそのまま「学校評価」につながってしまうことについての抵抗。
    どういうことかといえば テスト結果が悪い右斜め下と、その学校の相対評価が下がって右斜め下しまい、さらには各学校に対する補助金お金の配分などにも影響を与えることもあります。これを憂慮してテスト受験を避けることを呼びかける自治体もあります。

    そして 学校の評価に比例して、その学区の地価までも変動すると言われています。
    その学校の学区に住んでさえいれば、州上位の成績の公立学校に通うことができる制度なので、レベルが高くぴかぴか評判の良い学校王冠2の学区には皆住みたがり、地価がぐんぐん上がり右斜め上ます。
    その結果 裕福な家庭が評判の良い学区に集中します。
    教育にお金をかけることができる家庭環境で、さらに子供達の成績は上がり右斜め上、学校の評価も上昇右斜め上します。
    富裕な家庭からは学校への寄付金や学校活動への援助も手厚く右斜め上なり、教育内容や学校設備もどんどん充実度を増す右斜め上ことに。

    一方で テスト結果が思わしくない学校からは もっと良い学校へと 生徒達が流出してしまいます。
    自然とその学校の地区には 経済的に余裕のない家庭や、成績が良い方ではない生徒が残っていく傾向となります。
    学校への寄付金にもそれは反映されます。経済的に余裕のある学校ならば、雇う教師に特別手当を出したり増員したりすることでより優秀な教員を集めることもできれば、教育のプログラムを充実させたり、学校設備を良くしたりできますが、金銭的に余裕のない学校ではその反対のことが起こります。右斜め下右斜め下右斜め下

    良いものはさらに良く右斜め上、悪いものはさらに悪く右斜め下の悪循環が生じてしまうのです。

    ニューヨークの公立学校の一覧表を見ると、これらのテストの到達度が数値化されたもの、生徒の人種の比率、貧困家庭の児童を対象に配給される無料の給食を利用している割合 などがはっきりと表記されています。
    https://data.nysed.gov
    https://k12.niche.com/rankings/public-school-districts/best-overall/s/new-york/

    上位の学校を見ていくと、明らかに 白人が多く 次いでアジア人(中国、韓国、日本、インドなど)が多いことがわかります。
    逆に下位の学校は 黒人層、ヒスパニックの割合が多くなります。

    おきなき家も 今回 ニューヨークの転勤が決まった時は、まず子供達の学校のことを考えて 住む場所を決めました。
    本来ならばパパの職場により近い街で住みよい場所もたくさんあったのですが、学校のランキングや評判が 最終的な判断の大きな決め手となりました。

    ニューヨークは人種のるつぼと言われ、特にマンハッタンは様々な人種が一緒くたに生活しているイメージがありますが、公立学校のテスト一つとっても、その裏に様々な問題が潜んでいるということに気づかされ この国が抱えている根深い問題をまた垣間見た気がします。


     

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